シルバーについて及び銀の磨き方

  • シルバーは汗、洗剤、温泉などの酸やアルカリに大変弱いのです。
  • シルバーの汚れは、空気中の酸素や卵や玉ねぎなどに含まれる硫黄のため、酸化銀、硫化銀などとなって黒くなります。
  • 最近のクリーナーは、簡単にお手入れできます。クリーム、液体、布など用途別にお使いいただくと便利です。
  1. 家庭にあるものを使ってできる銀製品の磨き方
  2. シルバークリーナーでの磨き方

家庭にあるものを使ってできる銀製品の磨き方

先日、あるテレビ局から家庭にあるものを使って、シルバーを磨く方法はありませんか?といわれました。 さっそく、調べて、テストしてみました。 昔から、重曹や、歯磨きを使う方法がありました。 それでは、ご紹介します。

用意するもの

  • 歯磨き
  • ベーキングパウダー
  • アルミ箔
  • 割り箸

やり方

  1. フレームなど、大きなものを磨く場合によいです。歯磨きに使用するのと同じくらいを柔らかいスポンジや、柔らかいブラシにつけて、よく磨きます。そのあと、水で洗い流します。
  2. ボールのようなものにアルミ箔を敷き、その上に磨くもの(リングや、チェーンなど)を置き、その上に、ベーキングパウダーを小匙1ぱい位ふりかけ、その上から、湯を注ぎます。 そうすると、ぶくぶく泡が立ってきます。しばらくすると泡が消えますので、割り箸などで取り出して、水で洗います。
  • テストしてみましたが、かなり、きれいになります。ぜひ、お試しになって下さいませ。
  • ただし、当社では、石を付けたアクセサリーについてはテストしておりません。
  • トルコ石、パールなどは避けた方がよろしいと思います。
  • また、ベーキングパウダーを溶かした後、しばらくして、入れても効果がありません。
念のため、その後、社団法人 日本アルミニウム協会というところから、取材を申し込まれ、再度実験をしまして、確認しております。その時の 内容を抜粋しました。
原理の概要
(1)銀製品の黒ずみは、銀の表面に空中の酸素と化合した酸化銀(AgO)ができている状態。
(2)アルミ箔容器の中の重曹(炭酸水素ナトリウム=ベーキングパウダーにも含有)にお湯を注ぐと 水酸化アルミニウム・水酸化ナトリウム・炭酸ガス・水素が発生する。
(3)この水素(H2)が銀製品表面の酸化銀(AgO)を還元して、ぴかぴかの銀(Ag)と(H2O)に変わる。

(社団法人アルミニウム協会 「アルミ箔NOW」Vol.13 より)

  • 注意1:石のついたものは入れないようにしてください。
  • 注意2:熱湯には十分ご注意ください。

シルバークリーナーを使う磨き方

ペースト状磨きクリーム

代表的のものに、グラノール(GLONOL)があります。 銀器のような大きなものを磨くのに適しています。主な含有物は脂肪酸、ケロシン、アンモニア、三酸化鉄塩、アルミナ、エチルアルコールなどです。 銀器にたっぷりと塗り、少し間をおいてやわらかいスポンジやネルの布などで汚れをこすり、その後拭き取り、洗剤洗いをして、磨き剤を拭き取るという方法です。

1個 100ml\1650

液体クリーナー・シルバースパークル

市販されている、液体はチオグリコール酸アンモニアが主体です。 細かい彫刻のある銀器や、アクセサリーなどを磨くのに適しています。 小さいものであれば、液のなかに落として、きれいになったら取り出し、水洗いするだけできれいになります。 ただし、パール、サンゴ、トルコ石、オパールなどデリケートな石がついているアクセサリーについては、直接液体の中に入れない方がよいです。

1個 50ml\1650

磨き布

この布でこするだけできれいになります。 いちど、磨き布でみがいてから、ネルのきれやティッシュペーパーのような何もついていない柔らかい布でから拭きするとより長持ちします。

1枚\1100

シルバーのひとくちメモ

  • アクセサリーなどご使用になった後は汗など汚れを取ってから 必ずファスナーのついたポリ袋にいれて密閉しておく。
  • 銀器はしまいこまないでどんどんお使いください。使いこむと柔らかい銀特有の色になります。
  • 銀器は普段は、ケースにいれて収納しておき、お使いになる前日に磨くようにしましょう。

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